11月21日
「わたしが園芸療法士になるまで」
はじめまして。
団体代表の杉林(すぎばやし )です。
今回は、なぜ私が「園芸療法士」という道を選んだのか、その原点のようなお話を、綴っていこうと思います。
と言うことで、「私が園芸療法士になるまで」をお届けします!
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田舎の景色と祖父の庭
私の地元は、いわゆる「田舎」です。家のまわりには田んぼや畑が広がり、季節が変わるたびに景色も匂いも変わっていきました。
小さい頃の私は、とにかく外で遊ぶのが大好きでした。
土の上を走り回り、虫を追いかけ、風に揺れる草や木の葉をぼんやり眺める…。
そんな何気ない時間が、今思えば「自然といっしょに過ごす」最初の体験だったのかもしれません。
中でも印象に残っているのが、園芸が趣味だった祖父の庭です。祖父は、花や野菜の世話をしているとき、とても穏やかな顔をしていました。
水やりを手伝ったり、苗の植え方を教えてもらったり、
祖父なりの言葉で、植物のことをたくさん教えてくれました。
あのとき感じていた、
土の匂いと、祖父の横顔のやさしさが、
きっと今の私の原点にあるのだと思います。
教科書で知った“園芸療法”
高校進学を考える時期、私はこう思っていました。
「やっぱり、自然や植物に関わる仕事がしたい」
そこで選んだのが、地元の農業高校・園芸科への進学です。
3年間で、農業や園芸に関する知識や技術を学びました。その中で出会った1冊の教科書があります。
それは 「生物活用」 という教科書でした。
この教科書には、園芸作物や動物に関する基礎的な知識だけでなく、それらを“活用する”という視点が書かれていました。
その中の1ページに、
「園芸療法」 という言葉が出てきたのです。
最初は正直、こう思いました。
「へぇ、そんなのがあるんだ。でも、なんだかよくわからないな…」
そのときはまだ、
自分がその「園芸療法」を仕事にするなんて、
まったく想像もしていませんでした。
園芸の先生としての訪問先で
転機が訪れたのは、その少しあとです。
私は高校生のとき、保育園や中学校に「園芸の先生」として出向く機会が何度かありました。
子どもたちと一緒に土を触り、苗を植え、花や野菜が育っていく過程を共有する。今振り返ると、それはまさに園芸療法のセッションのような時間でした。
土に触れたとたん笑顔になる子、水やりをしながら、いつもよりたくさん話してくれる子、自分が植えた苗を、何度ものぞきに来る子。
小さな変化かもしれませんが、植物を通して子どもたちの表情や言葉が柔らかく変わっていく姿を目の前で見て、私は強く感じました。
「植物って、すごい力を持っている…」
その体験が、
「園芸療法士になりたい」
そう思うきっかけになりました。
農大で「園芸療法士」をめざす
園芸療法のことをもっと学びたい。植物の力を、人の心や生活の支えにつなげる仕事がしたい。
そう思った私は、東京農業大学 農学部バイオセラピー学科に進学しました。
そこには、同じように「人」と「自然」の関わりに興味を持つ仲間がたくさんいて、
先生方からも専門的な知識や現場の話をたくさん教えていただきました。
実習では様々な施設に行きました。
一緒に土を触り、花を植え、季節を感じる時間を過ごす中で、「園芸療法士」という仕事が、少しずつ自分の中で“夢”から“現実”へと変わっていきました。
そしてついに、資格を取得し、実習先だった精神科病院に「園芸療法士」として就職しました。
こうして、田舎で自然の中を走り回っていたひとりの少年は、園芸療法士という道を歩みはじめたのです。。。
長くなりましたが、これが私が園芸療法士になるまでのお話です、、、!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
次回もどうぞお楽しみに。