12月28日
訪問園芸療法を実施
年末の園芸療法プログラムとして、信州産の藁を使った「しめ縄づくり」を行いました!
園芸療法の実践を成果だけでなく、その場で生まれる感覚や揺らぎ、試行錯誤の過程そのものを大切にしています。年末という節目の時期に、素材に触れながら「自分の手でつくる」体験を通して、一年を振り返り、新しい年を迎える準備となる時間を持てたらという思いから今回のしめ縄づくりを企画しました。
当日の様子
当日、藁をテーブルに並べた瞬間から、
「これ、どうやってやるの?」、「思っていたより本格的だね」など、お客様から自然と会話が生まれました。
実際に藁を手に取ると、「意外とむずかしい!」、「できるかな??」と、少し戸惑いながらも挑戦する声が聞かれ、最初は手元をじっと見つめながら、慎重に藁を扱う姿が印象的でした。
藁をなう動作は思った以上に力加減が難しく、途中でほどけてしまったり、思うような形にならなかったりする場面もありました。
それでも、「もう一回やってみよう」「〇〇さん!ここ、押さえてもらえる?」などと、試行錯誤を重ねながら作成していきました。
完成が近づくと、「今年は、買わないでこののを飾るって決めてたの!」と、しめ縄を見つめながら話す姿や、「初めて藁を触れたけど、とてもいい時間でした」と、素材そのものの感触を味わう感想も聞かれました。
出来上がったしめ縄は形も表情も一つひとつ異なり、それぞれの「らしさ」が感じられる作品となっていました。
完成後はお互いの作品を見せ合いながら、「それも素敵だね」「その形、いいね」などの言葉を掛け合う場面もあり、穏やかであたたかな時間が流れていました。
園芸療法の視点から
今回のしめ縄づくりでは、「うまくできるかどうか」だけではなく、やってみること、その過程を味わうことを意識していました。
園芸療法士による準備・場づくり・関わり方も、療法の大切な一部であると考えています。今回のプログラムでも、素材選びや工程の工夫などといった準備が、参加者の「やってみよう」、「今年もありがとう」を支える土台となっていました。
終わりに
植物や自然素材に触れる時間は、特別なことをしなくても、その人の感覚や言葉を引き出してくれます。
NewDawnでは、こうした日々の実践を通じ、研究・実践・共有へとつなげていくことを大切にしています。
今後も、園芸療法の可能性をひらく小さな実践を、一つひとつ積み重ねていきたいと思います。